愛犬と意思の疎通ができるという関係になるまでには
時間と根気と愛情が必要だということを思い出しました よ
元気いっぱい やんちゃ盛りの男の子との日々は
まるでコントのよう
伝えたいことが微妙にずれて受け取られます
例えば
散歩中、いろんなものを拾っては食べようとするので
「ペッ」
を教えました
もちろんそれは、口の中に入れたものを
「ペッ」と言われたら吐き出すということ
上手に「ペッ」ができたらおやつをあげて褒めるという手法で教えました
数日後、なんと「ペッ」をマスター
すごい 天才じゃない?!
と喜んだのも束の間
アロは、何かを「ペッ」とすればおやつをもらえると覚えたらしく
「ペッ」をするためにわざと何かを拾っては口に入れ
「ペッ」待ちをするようになったのです
つまり、アロが覚えたことは
口の中のものを吐き出すということではなく
何かを拾って吐き出して見せるということだったのです
なので、おやつがほしくなると
何かしら見つけては拾い、口に含んで
嬉しそうに私にアピール
アロ) 「ペッ」って言って 「ペッ」するから見ていて
・・・なるほど なるほど そうきましたか
しばらく、「ペッ」は出し惜しみすることにしました
窓の外にお散歩をするワンちゃんを見つけると
ワンワンワンワン!と大騒ぎ
これをなんとかしようと調べたら
まずは、吠えさせないように
とあったので
アロがワンと言いそうになったら
あるいは、一吠えしたら、すかさず
J) ノー!!
これにはタイミングが大切
連続で吠えてしまってからでは
止められないということだったので
さりげなく、私も窓の外を観察して
その時が来たらよりよいタイミングで声掛けをするように
気を遣いました
そして、それを何度も繰り返すと
完璧とまではいかないまでも
連続吠えを止められることも増えてきました
よぅし!
このまま、窓際で何を見ても
心穏やかに過ごせるようになろうじゃないか
できる
思っていたより簡単にできる
と、期待したのも束の間
これが
やっぱり
そうじゃない と言いたくなる覚え方をしてくれるわけですよ
どう覚えたかって?
アロの解釈はこうです
ワン!と外に向かって一声吠えた後
私に向かってお座りをすればおやつをもらえる
だから
吠える→座る→おやつをもらう→吠える→座る→おやつをもらう
の繰り返しが始まったのです
ちがーーーーーう そうじゃなーーーーーーい
こんなことだらけ
意思の疎通はまだまだ先のようです
でも
私が何かを伝えている
アロは何かを受け取っている
ということはお互いわかります
伝えたいことがその通りには伝わってはいませんが
それでも、近づいている感触があります
それに
毎日繰り広げられるコントのような出来事も
それはそれで面白い
思ってもみなかったことが起こるのも楽しい
だから
少しずつ、ゆっくりと理解しあって
あせらず、私たちのペースで
より楽しく過ごしていけるように
一緒に頑張っていこうと思います
ね、アロ♪